全うするということは、それだけで素晴らしいことである。例えば災害などで、いつ何時、人は突然の死を迎えるかわからない。これは、若いころには全く思いが及ばなかったことである。自分の体をわざと傷つけるような行為が、どれほど親を悲しませるのかは、自分が親になってみて初めて、理解できたことである。若者の、わざと命を無為にするような行為を悲しむのも、本当の意味で命を削ることのつらさ、なすべきもなさを知ってからである。
…それでも、必死で今を吸い込み、必要以上にめちゃくちゃにエネルギーを振り回して自爆してしまう若さには、誰もが共感してしまうだろう、それは過去の自分だから、当然である。
私たちは、あまりにも無知で、あまりにも傲慢で、そしてあまりにも無神経な人種である、日本人である私たちは。